大次君~前編~
- 2008/10/07
- 13:12
世の中にはベテランと呼ばれるヒトがいる。それはゲイの世界でもウリ専の世界でも同じこと。アタシの勝手な判定基準ではボーイという仕事を3~4年やっていたら、それはもう充分にベテランさんだと思う。そう思いながら各店のホムペを見てみれば、どの店にもベテランと呼ぶにふさわしいボーイさんが一人や二人はいるわ。そういうボーイさん達に対してアタシは素直に敬意を表したい。だってこの世界は甘くはないもの。売れもせず3年も4年も店に在籍することなんかできないはず。それだけ長い間在籍しているということは、そのボーイさんに在籍できるだけの力があるということ。そうじゃない?
客にとって一番幸せなのは自分が気に入ったボーイさんがベテランになるまで長くこの仕事を続けてくれること。アタシが何度も指名しているボーイさんの中にはそういうボーイさんが数は少ないけれどいるわ。でも多くのボーイさんは何の前触れもなくこの仕事を辞めてしまう。ある日「また○○君を指名しよう」と思ってお店のホムペを見ると、○○君の写真は跡形もなく消えている。慌ててお店に電話してみれば「○○君は先月で辞めたんですよ」という返答。アタシは心の中で「そうなの・・・」と呟いてみるけれど、どうしようもない。それは仕方のないことだとは分かってはいるけれど、大好きだったボーイさんに会えなくなるのはとても寂しいこと。
・・・・・・なんでそんな話をしたかというと、今回ご紹介するボーイさんがゲイ能界&ウリ専界を長く生き抜いてきた男だから。それが誰かというと責め小屋の大次君。長く活動していることそれだけでもアッパレだけれど、消えて無くなることなく今では「個人店」を構えているのよ。頑張ってるじゃないの。上から目線でごめんなさいね。
大次君の凄いところは、今までにない「業態」のお店として個人店をオープンさせたところ。この業態、簡単に言えば「バリタチ・Sタチの店」とでも言えばいいかしら? もっと簡単に「SMの店」と言ってもいいのだけれど、でもそう言い切ってしまってはなんかちょっと違うような気がするわ。なんて言えばいいのかしら?Mッ気のある客の「幅広い好み(=要求)」に如何様にでも応えてくれるバリタチ・Sタチの店・・・・って感じかしらね?
そうなの「客が積極的に自分のしてもらいたいことを言ってもいい」店、それが大次君のお店。こういう店ってあるようで実は少ないのよ。責め小屋はそういうところをフレキシブルに対応してくれそうでホムペを見ていて思わず期待してしまったわ。
それにこの大次君、普通であれば「元ビデオボーイ」ということで知名度に胡座をかいた営業だってできるはず。もしくはS役ということを言い訳に「Sなんだから俺の好きなようにしかやらないよ」と言ってもいいのに、こうやって「私はお客様の要望にお応えしますよ」という姿勢で商売をやっているのが素晴らしいわ。
アタシ大次君出演のビデオを見たことはないのだけれど、ホムペの裸画像を見ただけで充分に魅力的な男だと分かるわ。それにここまで堂々とSタチを表明しているんだから肝心のセックスも期待できるんじゃない?って思って一度指名してみたくなっちゃったの。
この責め小屋、バリウケ・M客の要望に合わせて3つのコースがあるわ。
「コースH」ハード路線をお好みの方
・フィストファックやスパンキング、打撃関節などのハード責め→昇天(殴られフェチ、征服フェチへの対応)※コースHは別店舗「SHIBARI」へと昇華
「コースN」ノーマルSMをお好みの方
・いわゆるSM的な責め(縛り、手枷足枷による拘束、ローソク責め、ディルド責め、アナル責め→昇天)
「コースF」もっと普通がいいという方
・一般的な乳首責め、亀頭責めからのアナル責め、バック責め→昇天(普通のやり合い)
パッと見たら分かるけれど、痛みに対する快感度合い・ボーイ側のS度の濃淡によってコースが分かれているのね。普通にマッチョな大次君にバリタチとして犯されたいという客はコースFを選べばいい。でもそれじゃちょっと物足りない、大次君がどんなSっぷりを見せてくれるのかと期待する客はコースNを選択したらいい。それだけじゃ満足できない超ハードMな客はコースHに・・・・ということよね? 合ってるかしら?
正直言うとアタシはコースNを選択したかった。でもコースNの説明を見ると「バック責め」という表記がないのが気になったの。アタシが勝手に解釈してしまっただけなのかもしれないけれど、コースNにある「アナル責め」は=器具で責めること、コースFにある「バック責め」というのは=大次君のチンコで責めてくれること・・・・と解釈しちゃったのね。でね、アタシは器具だけじゃなくて大次君のチンコでバック責めしてもらいたかったの。だからコースNじゃなくてFを指定したのよ。
~以下、つづく~